1975-03-06 第75回国会 参議院 予算委員会 第3号
こういうふうな状況で、貯蓄推進本部によると、不時の災難、疾病、教育費、老後の不安、住宅建築などを目的にして、それから漠然とした不安などが挙げられております。ですから、みすみす減るとは思いながらも貯金をしているわけなんです。そして、その低所得層ほど貯蓄の目減り率もひどいということは、先ほど国民生活局長が御説明になりました。 で、国民生活白書で債権者の損失と債務者利得のことがありますね。
こういうふうな状況で、貯蓄推進本部によると、不時の災難、疾病、教育費、老後の不安、住宅建築などを目的にして、それから漠然とした不安などが挙げられております。ですから、みすみす減るとは思いながらも貯金をしているわけなんです。そして、その低所得層ほど貯蓄の目減り率もひどいということは、先ほど国民生活局長が御説明になりました。 で、国民生活白書で債権者の損失と債務者利得のことがありますね。
それは、日本銀行に国民貯蓄推進本部というのがございます。あそこの発表によりますと、余裕があって貯蓄する場合よりも、むしろ社会保障が不十分であるからやむを得ず自己保障、低い所得の中から生命保険に入ったりその他のいろんな貯蓄をしておる、こういう問題があるわけです。社会保障が不十分だから、そうして食を節してまでも貯蓄をしておる。それだから栄養が低下してくる、こういう問題が提起されているわけです。
それは貯蓄推進本部からも発表されましたが、日本では非常に貯蓄率が高い。しかし、その一つの理由として、日本では社会保障が不十分であるから、やはり少ない所得の中から非常に苦心して、生活水準を切り下げて貯蓄している。その貯蓄も、生命保険へ入ったり、あるいは郵便貯金とか、その他の貯蓄の形があると思うんですが、そういう貯蓄が切り下げられるということでしょう。これは非常な——何らその人に責任がないんです。
又、郵便貯金で入りましたものは全部上の財政資金の対民間收支のほうに入つておりますので、いわゆる貯蓄推進本部あたりで計画いたしますような国民貯蓄計画、こういつたような貯蓄目標の数字とはその分だけ食い違つておるわけであります。それから又地方公共団体の預金、又は金融機関相互の間の預け合いの勘定によります預金、こういつたものも全部落しまして純粋に国民の貯蓄によつて殖えた分だけをここに掲げております。